中央区K様邸の雨漏調査
ホームページをご覧になったハウスメーカー様からご依頼いただきました。現場は施主様のお家です。
お客様(Aハウスメーカー担当者様)の声
数年前に私どもで施工したお宅から雨漏りの報告があり、検査しましたが原因箇所の発見ができませんでした。
ご納得いただけるわけもなく、私もなかなか時間が取れず…お客様はお怒りで「専門家に見てもらったらどうか」とのご提案もあり、にいがた雨漏調査社さんに調査を依頼しました。
依頼者 | Aハウスメーカー様 |
築年数 | 10年以内 |
構造 | 木造2階建て一般住宅 |
改修歴 | なし |
雨漏り状況 | 風の強い日に1階天井からしずくが垂れた |
調査内容 | 外壁、屋根、窓まわりコーキング等の目視 特殊水散水調査 |
雨漏り状況
風の強い日に1階の天井からしずくが垂れてきた。
調査内容
目視調査
外壁、屋根、特に窓まわりのコーキングを中心に目視点検。
散水調査
強風時に雨漏れが起きたとのことだったので、強風時を再現するために強い水圧で散水を行いました。
雨漏りが起きた天井の近くを中心に複数箇所散水しましたが、雨漏りの再現に至りませんでした。
サーモグラフィー撮影
家の中まで水がしみてくるのに時間がかかることがあるため、散水後の屋根や壁をサーモカメラで撮影。特に温度が下がっている場所は見受けられませんでした。
調査担当者の所感
参りました。原因箇所を突き止めるための「雨漏りの再現」がまずできなかったのです。強い水圧でどれだけ散水しても、全く水漏れは生じませんでした。故に料金をご請求しておりません。
こんなことは初めてです。せっかく頼みにしてくださったのに、ご期待に答えられず申し訳ありませんでした。
ただここからは私の推測になりますが、散水しても再現しない・雨漏りを見たのはK様の奥様が1回だけである・・・という事実から、「雨漏りの存在」自体を疑わざるを得ません。もしかしたら、ご家族が2階の窓を開けっ放しにしてしまい、雨が吹き込んでしみてしまったのを言えないでいる、などの可能性も考えられます・・・あくまで想像ですが。
数ヶ月経つ今のところ、再度雨漏りしたという報告はいただいていません。あれから雨漏りしていないのか私がご信頼を失ってしまったのか・・・それはわかりませんが、今後は「雨漏りをしている客観的な証拠」を確認してからお引き受けしなければと心に決めた案件でした。