新潟市北区アパートの雨漏調査
ホームページをご覧になった関東地方在住のH様から調査のご依頼をいただきました。現場は新潟市北区にあるH様所有のアパートです。
お客様(H様)の声
入居者の方から雨漏りを指摘され、業者に依頼して窓まわりのコーキングを施工してもらいました。
しかし雨漏りは止まらず…入居者からは対応を求められるし、遠方なのでしょっちゅう目や手を掛けられるわけではないし、もう回り道はしたくないのでにいがた雨漏調査社さんに電話しました。
依頼者 | 静岡県M市 H様(アパートオーナー) |
築年数 | 不明(40年以上?) |
構造 | 木造2階建てアパート(瓦屋根) |
改修歴 | あり |
雨漏り状況 | 風と雨が重なったときに雫が垂れるほどの雨漏れ 窓まわりの壁に大きな雨染み |
調査内容 | 外壁、屋根、瓦下地の目視 特殊水散水調査 |
雨漏り状況
1階103号室の入居者様からの訴えで雨漏りが発覚しました。
2階203号室は空室となっていました。窓まわりに、かなり目立つ雨染みがたくさんあります。
ずいぶん長い間雨漏りしていたことが推察されます。
雨漏り調査
目視調査
外壁、屋根を目視調査。
全体的に築年数なりの劣化が見受けられますが、屋根は一見きれいなように見えます。
換気扇の穴も報告書に記載。
散水調査
散水調査は時間の都合で2日に分かれました。
初日は窓まわり中心に外壁、2日目は屋根を中心に散水しています。
雨漏り再現
屋根全体に広範囲の雨漏れが再現しました。
瓦をめくってみると、屋根下地がかなり古く防水性能がほぼない状態でした。
調査液発光確認
屋根から散水したブルーとグリーンの発光を確認。
2階の空室203号室から壁を伝って103号室の窓まわりに雨漏れしていました。
窓まわりに雨染みが出るからといって窓まわりに原因があるとは限りません。
調査担当者の所感
今までの調査では誰も瓦をめくって見なかったのでしょうか?窓まわりから漏ってきたので窓まわりが原因だという先入観があったのかもしれません。
瓦屋根を含め、屋根材では雨を完全に防ぐことはできません。その下のルーフィングシートで防水を行いますが、相当古い下地ですっかり劣化していたため、防水性能がほぼない状態でした。
本来はこうなる前にメンテナンスを行うべきなのですが、所有者が何度も代わっているということなので、そういったことが引き継がれていなかったようです。
屋根下地の全面張り替えが必要でしょう、大規模工事になりますので収益性とのバランスをよく検討されてください。